中世の城と武士の博物館
埼玉県立 嵐山史跡の博物館

鎌倉時代の武蔵武士・畠山重忠が居住していたといわれる国指定史跡・菅谷館跡の中にある博物館です。

 
畠山重忠公像写真
畠山重忠公像
昭和4年(1929)に造られた竹筋コンクリート製の像です。平成23年度に嵐山町の文化財に指定されました。菅谷館跡のニノ郭にある土塁の上に建っています。
 

埼玉県立嵐山史跡の博物館

〒355-0221
埼玉県比企郡嵐山町菅谷757
Tel:0493-62-5896(代表)
Fax:0493-61-1060
e-mail:s625896@pref.saitama.lg.jp
アクセス
 
1793071
2010年7月23日~

ヤマユリについて

 
ヤマユリ    
 日本固有のユリで、北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布します。丈は1~1.5m。1株に10輪程度の花を咲かせるものもあります。花の大きさは直径20cm以上で、ユリ科の中でも最大級であり、その香りは、甘く濃厚です。種から発芽して・開花するまでには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつけます。近年は、生育に適した明るい山林が減少していることから数が減ってきており、館跡内は貴重な自生地となっています。
 なお、ヤマユリは現在のところ人工栽培に成功しておらず、自生地から別の場所に移植しても翌年以降花が咲くことはありません。
ヤマユリを自生地で品種改良し園芸種としたものが、カサブランカと呼ばれるユリです。なお、ヤマユリは、菜の花や芝桜、ヒマワリのように密集して生育する植物ではありません。
 

菅谷館跡のヤマユリ

谷館跡では、7月上旬から7月末にかけて館跡全域(13万㎡)で500株以上のヤマユリが咲きます。

◆自生しているヤマユリですので、徐々に開花し、例年7月20日頃が最盛期となります。

ヤマユリが咲く場所は、本郭の土塁及び堀、南郭、三ノ郭の西側などです。
当館跡内のヤマユリは、無料で見学できます。
駐車場は17:00に閉鎖しますので、ご注意ください。

◆令和元(2019)年は、7月13日(土)に、館跡自然観察会「ヤマユリと夏の植物」を開催します。
 実施時間:①10:00~10:30、②10:40~11:10(同一内容)
 実施内容:埼玉県立自然の博物館の学芸員の解説を聞きながら、館跡内のヤマユリをはじめとする夏の植物を観察します。ヤマユリの芳醇な甘い香りをこの機会にお楽しみください。
 参加を希望される方は開始時間までに、博物館ロビーに集合ください(事前申し込みは不要です。)小雨の場合は実施します。
 

過去の一番花の開花日

2018年 7月2日/  2017年  7月3日/ 2016年 7月4日/ 2015年 7月3日/ 2014年 7月9日/ 2013年 7月9日/ 2012年 7月12日/ 2011年 7月11日/2010年 7月11日/ 2009年 7月7日/ 2008年 7月9日/ 2007年 7月11日/2006年 7月7日/ 2005年 7月12日/ 2004年 7月6日/ 2003年 7月10日/ 2002年 7月6日
(昨年のヤマユリ情報はコチラご覧ください)
 
2019年ヤマユリ日記

令和元年8月7日(水)
今年のヤマユリの開花は終わりました。

 最も遅く開花が始まった国道沿いのヤマユリも、ほとんど咲き終え、もう館跡内で旬のヤマユリの花を見つけることは難しくなりました。咲き終わったユリは実が少しずつふくらんできています。
今年のヤマユリ日記は、今回で終了いたしますが、菅谷館跡の夏はまだ続きます。クヌギの樹には時おり国蝶オオムラサキも姿をみせています。猛暑の折、熱中症等に注意しながら今後も嵐山の夏をお楽しみください。

花の盛りを終えたヤマユリ


花が終えたヤマユリでは、実が少ずつ育っています。

クヌギの幹に憩うオオムラサキ

令和元年8月2日(金)
今年のヤマユリもいよいよフィナーレです。

 昨年に比べ開花が遅れた今年のヤマユリ。先週まで咲き誇っていましたが、梅雨明け後の猛暑とともにフィナーレを迎えています。
三ノ郭の開花もごくわずかとなりました。最後に咲きはじめました国道沿いの花も今週末4日頃までが今年の鑑賞できる最後の機会になるかと思います。どうぞお早めにお越しください

三ノ郭のヤマユリ。まだ少し見られますが、いよいよ今年のフィナーレです。


令和元年7月28日(日)
天候が心配されましたが、ヤマユリは元気に咲いています。

 昨日は台風の直撃も懸念されましたが、温帯低圧となってコースもかわり、雨上がりの館跡でヤマユリは元気に咲いています。
 今年最も開花が遅かった国道254号沿いに見える三ノ郭の土塁のヤマユリ群生は、今最盛期を迎えています。
 また、三ノ郭の小道の北側の群生も今がピークです。そして最も近くで開花を楽しめる本郭の入り口の小道脇のヤマユリも今日はまだ見ごろです。また、本郭の堀に咲くヤマユリたちを遠目に眺めるのも菅谷館跡らしい風情です。
 一方、数日前まで多くの花が咲き誇っていた南郭や、今年最初の開花が見られた三ノ郭蔀土塁付近のユリは既に終わっています。
 今年のヤマユリを楽しめるのもあと少し、是非お早めにお越しください。

国道254号沿いから見える三ノ郭土塁のヤマユリ

国道254号沿いの群生の中には、一株から十輪近く開花して
いる例もあります。


駐車場入り口手前の三ノ郭の土塁にもヤマユリが

駐車場手前の土塁のヤマユリ。水面にも映っています。


駐車場から近い三ノ郭の小道の群生もまだ見ごろです。

本郭入り口の小道では今日もヤマユリが迎えてくれました。



令和元年7月25日(木)
ようやく見ごろを迎えました。今週から来週にかけてがピークとなりそうです。

 例年になく開花の遅れた今年のヤマユリ。先週7月18日には、まだ98株126輪の開花でしたが、ようやく本番を迎え、本日は335株588輪が開花しています。
 一番、ご覧頂きやすい三ノ郭の小道をはじめ、国道254号沿いの歩道から見える三ノ郭の土塁、本郭の堀などに多くの開花が見られます。
 また、本郭の入り口や本郭の東側、そして南郭の小道では、ヤマユリをかなり近くでご覧頂くことができます。
 週末は台風の接近が心配ですが、天候に恵まれましたら是非おこしください。


三ノ郭に群生するヤマユリ


本郭の堀に群生するヤマユリからは甘い香りが漂う。



アゲハチョウとヤマユリ(本郭入り口)




令和元年7月10日(火)
新たに2株4輪が咲き、合計6株9輪の開花となりました。

昨日、1輪が開花した本郭の東側の土塁に、同じ株から2輪、そして新たな株から1輪が咲きました。
また、昨日1輪開花した二ノ郭から本郭西側を眺む堀でも、新たな株から開花がありました。
今日で合計6株9輪の開花です。例年より涼しい梅雨のためか、今年の開花は遅れていますが、ようやくペースアップしてきた感があります。
また、菅谷館跡に隣接する嵐山町の「オオムラサキの森」では、オオムラサキが羽化の時期を迎えています。
菅谷館跡でヤマユリ、オオムラサキの森で国蝶オオムラサキと、両方探してみてはいかがですか。

本郭の東側の土塁のヤマユリ

二ノ郭から本郭西側を眺む堀のヤマユリ。もう1輪まもなく開花か

館跡に隣接する嵐山町「オオムラサキの森」で羽化したばかりのオオムラサキのメス






令和元年7月9日(火)
開花しているヤマユリは4株5輪になりました。

今年3輪目のヤマユリが、昨日本郭東側の土塁に咲いたということを聞き、見にいきますと、濃密な甘い香りを漂わせて大輪の花が開いていました。近くにいくつか白い蕾もあり、まもなく咲いてくれそうです。
また、二ノ郭から本郭西側を眺む堀にも4輪目のヤマユリを見つけました。このユリの周辺にも間もなく開花しそうな白い蕾がいくつか見られました。
そして、今年最初の開花が見られた三ノ郭でも、嬉しいことに昨日まで蕾だった蔀土塁手前のユリが大輪の花を咲かせていました。
今月中旬から下旬にかけて見ごろを迎えると思います。ご期待ください。



本郭東側の土塁に咲いた今年3輪目のヤマユリ


二ノ郭から本郭西側を眺む堀に咲くヤマユリ。遠目にも目立ちます。

二ノ郭から本郭西側を眺む堀には間もなく開花しそうな蕾もいくつか見られます。


三ノ郭蔀土塁の手前のユリも開花しました。




令和元年7月6日(土)
今年はじめてのヤマユリが開花しました。

7月5日(金)三ノ郭の蔀土塁の近くで今年はじめてのヤマユリが咲きました。今朝写真を撮りに行きますと、もう一輪花開いていました。

さら蔀土塁の手前にも、間もなく花開くであろう蕾が・・・。

ここ5年間では一番遅い開花ですが、いよいよ嵐山にヤマユリの季節がやってきました。

しかし、まだ館跡のヤマユリのほとんどは、まだ蕾が緑色。これから咲きほこるのが楽しみです。

ところで、ヤマユリは開花を迎えると頭を垂れるかのように大きく傾きます。実はこの傾きこそヤマユリが天然自然のものであることの証なのだそうです。
ヤマユリの花粉を運んでくれるのは、アゲハチョウやスズメガなどの大型の蝶や蛾。これらの昆虫は下向きに咲く大輪の花にとまるのを好みます。ヤマユリの傾きは、アゲハやスズメガに花粉を媒介してもらい、種を繁栄させるための自然の戦略から生まれた必然的な姿だそうです。
このことを知ったのは昨年の「自然観察会」で県立自然の博物館の植物担当の学芸員の解説を聞く機会があったからです。
今年の「自然観察会」は、ヤマユリが見ごろを迎える来週7月13日(土)に開催します。10:00~10:30と10:40~11:10の2回行いますので、ヤマユリをはじめ菅谷館跡の自然にご関心のある方は是非ご参加ください。(参加無料・当日受付・少雨決行)


令和元年7月3日(水)
今年の開花は遅れそうです。7月第2週の開花でしょうか?
ここ数年、ヤマユリの開花時期が早まり、7月の第1週に開花がはじまっていました。
しかし、今年は4月の雪や、珍しく梅雨らしい梅雨の季節のためか、豊かについたヤマユリの蕾(つぼみ)の成育もペースダウン。まだ開花直前をつげるような白い色になっておりません。
開花は来週になると予想しています。
ヤマユリをご覧のためにご来館をご予定されている方は7月第2週以降にお越しいただけるとよいかと思います。

7月2日のヤマユリ。まだ、蕾があまり白くなっていません。
開花までもうしばらくお待ちください。